今回のテーマは“餅をのどに詰まらせない方法”について。
お正月にはお餅を食べるのが習慣だという方はとても多いと思います。しかし、毎年見かけるのが「お餅をのどに詰まらせてしまう事故」。
搬送される方はやはり高齢者の方に多いようですが、若者でも同じようにのどに詰まらせて運ばれる人も少なくないのだとか。
せっかくおめでたい新年を迎えても、このような事になってしまっては暗い一年になってしまいます。防げるものは確実に防ぎたいですよね。
そこで今回はお餅をのどに詰まらせない為には具体的にどう気を付ければいいのか、喉にお餅を詰まらせてしまう原因も含めて、今回はその方法をご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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なぜお餅が喉に詰まる事故が起きるの?
お餅は弾力や粘りが強いというのは周知の事実ですよね。では、なぜ小さな子どもやお年寄りがのどに詰まらせるのかというと、歯やあごの力が弱く噛み切れないままに飲み込もうとするからなのです。
大きなお餅を「丸飲み」してしまうと、喉にくっついて詰まってしまうのも無理はありません。
また、お餅は温度が下がると固くなる上にくっつきやすくなる為、喉の粘膜にもくっついてしまうこともあります。
食べる人の口の中の唾液が不足することも詰まってしまう原因になります。特に朝は唾液の出が悪く、咀嚼の動きもあまりスムーズではありません。
お餅を喉に詰まらせないようにする方法
お餅をのどに詰まらせないようにするためには、何よりも「飲み込みにくさ」を無くすことが重要です。
多少手間はかかりますが、まずはお餅が大きいことが原因であることが多いので、口で細かく噛み切らなくてもいいようにあらかじめ小さく切っておきましょう。(あるいは前歯で噛み切りやすいように、薄くて細長くしておくような工夫をする)
そして、喉が乾燥していると喉の粘膜にお餅がくっつきやすくなるので、唾液の分泌が少ない朝の時間帯に食べるのは極力避け、水分で粘膜を潤しながらお餅を食べることを意識すると良いでしょう。
また、これはお餅を美味しくいただくために必要なことでもありますが、お餅はなるべく温かいうちに食べましょう。そうすることでのどの粘膜にくっつきにくくなります。
最後に、小さな子どもに与える際の注意点として、できれば3歳くらいまでは与えない方が確実です。細かく切ったつもりでも子どもの喉はとても小さく、咀嚼する力も十分ではないのです。
もし食べさせる際には十二分に注意を払って食べさせるようにしましょう。
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お餅を喉に詰まらせない方法まとめ
いかがでしたでしょうか?
東京消防庁によると、2011年から2015年までの5年間に、お餅などをのどに詰まらせて562人が救急搬送されているようです。これは東京消防庁が管轄する都内だけの数字であり、全国ではさらに多いことになります。
また、お餅による窒息事故の多くは乳幼児や60歳以上の高齢者に起こりやすいと言われていますが20歳代などの若者に起こる可能性もあります。
「餅の事故といえば高齢者」という油断からガッとかきこんでしまうことも少なくないのでしょう。世代を問わずにお餅を食べるということに注意を払っていきたいですね。
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